更年期かな?と思ったら・・・
女性の一生におけるカラダの変化はとてもドラマティック!
これらの変化は、女性ホルモンの作用が年齢とともに変わるためです。
また、女性ホルモンは、女性特有の種々な症状や病気にも、とても深く関係しています。
40歳を目安とし、少しずつ体の調子が「こんなはずでは?」と思うことが多くなってきます。月経に関しても不順になったり、量が少なくなったりします。
暑くもないのに、ほてったり、汗が出てきたりする症状を経験する場合も、あります。
これらは、エストロゲンの不足によるホルモンバランスの崩れから自律神経が失調を起こすことが原因です。
エストロゲンが不足すると膣に潤いがなくなり、閉経後は萎縮性膣炎(老人性膣炎)と言って、膣粘膜が薄く、きゃしゃになるため、ちょっとさわっただけでも痛みや、出血を起こしやすい状態になります。
本来、エストロゲンは骨のカルシウム吸収を促し流出を防ぐ役目をしています。閉経後の女性に骨粗鬆症が多いのはエストロゲンの不足が原因なのです。
エストロゲンは血中のコレステロールが増えないように調節する働きがありますが、エストロゲンが不足するとコレステロールを調整できなくなります。動脈硬化とは血中コレステロールが多すぎるため、血管が狭くなったり、つまったりすることです。心筋梗塞や脳卒中はこの動脈硬化が原因で起こります。
どの治療法があなたに合っているかは、個々の更年期の症状によって、それぞれ異なります。どの治療でも、利点、欠点がありますから、慎重にご相談いただいた上で、自分に合った治療方法を医師と共に見つけ、無理なく続けることが大切です。